創立55周年目の節目の年度に、歴史と伝統ある御殿場ロータリークラブの会長を仰せつかりましたことは、身に余る光栄と大変な責任を感じております。
一昨年度よりの、コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により社会は大きく変化し私達の生活も今は我慢を強いられています。当然ながらロータリーも強烈な変革を求められ、テレワークやオンライン会議などの対応を余儀なくされています。
我がクラブでも、米山梅吉氏が「例会は人生の道場」とおっしゃられる例会も満足に開催が難しい状況であり、親睦活動や委員会活動も制約されてしまい、リアルに会員の皆様と親しく交流することができません。
今年度、シェカール・メータRI会長は「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」をテーマに掲げています。そして、「もっと成長しよう」「もっと行動しよう」と呼びかけています。ロータリーが奉仕し続けるのは、人々の人生を豊かにしたいという願いからだとも語っています。奉仕をすることが自分を豊かにすることでもあります。
私達は、職業を通じ社会に奉仕することを理念に、時代に対応しながら歩んできましたが、昨今のRI規定審議会では、ロータリーの根本理念がたびたび変更され、会員増強を名目に、毎年の人頭分担金の値上げ、またボランティア化と創始当初とは違ってきているように思います。
しかしながら、、我がクラブでは一昨年よりピジョンチームによる会員への様々なアンケートを実施し取りまとめを行って頂きました。その中で、御殿場クラブは「親睦」「多様性」「高潔性」「リーダーシップ」の基、職業奉仕を軸に各奉仕活動を推進する方向が、改めて確認できましたことは、今後の活動に大きな確信となったことだと思います。
コロナ禍において、また、変化の激しい時代ではありますが、皆様と共に、クラブはもちろんのこと、私達一人ひとりがロータリアンとして更なる前進を図るにはどうすれば良いかを考えて行く一年になればいいかと考えます。
謙虚に礼節を重んじ、会員皆様の温かい友情を糧に役割を果たして参りたいと願っております。何卒、ご指導ご鞭撻とご協力をお願い申し上げます。